巧妙な仕組み
最後に私からセミナー主催者に質問をした。『何故化粧品問屋が直接プラットフォームに開店しないのか?高い粗利を抜かれて個人の立替事業者を募る理由は何なのか?』これはどうしても聞いておきたかった。主催者の回答は『事業を大きくする為には自分だけで対応するのに限界がある。広く立替事業者を募ることで問屋は薄利多売にはなるがそれよりも今はプラットフォームを拡大する事が優先だ』との事だった。私はなるほどと納得した。
私はその場で立替事業者になる事を決め登録手続きを行った。事務手続き料として1万円を払い、更に仕入れ代金の前払いとして10万円を入れた。その後事業者登録した者だけでプラットフォームの説明を受け、早速商品10点を登録した。後は受注を待つのみという事になった。セミナー参加者のうち約半分の5人程度が登録事業者となった。因みにセミナーに誘ってくれたYは一晩考えると言いその場で登録もしなかった。後で考えるとこれも怪しまれない為の演技だった気がする。。
その日から毎日サイトに発注が来てるかワクワクしながらチェックするも一週間は全く発注が無かった。サイトには自店の商品を特にトップページで目立たせるような広告を出す仕組みもあるが、3日間で1アイテム10万円と高額だった。私は更に一週間発注を待ったが全く無かった為10万円の広告を買う事にした。すると次の日から早速1セット2万円の化粧品が10セットの注文が入った。何か出来すぎの違和感もあったが世界中で販売となるとこれくらいは普通なのかなとも思ってしまった。
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